感覚過敏の一種
嗅覚過敏とは
- 食べ物のにおいが鼻腔に刺さるように感じる、においがきつい又は苦手
- 人混みの熱気で具合が悪くなる
- 特定のにおいがものすごく苦手(例:柔軟剤、石鹸、花、線香、香水、食品、バスなどの乗り物のにおい)
- 特定のにおい(洗剤、化粧品、化学物質由来など)が苦痛で気分が悪くなり吐き気や頭痛、めまいなどの体調不良やイライラ、不快感、不愉快などの心の不調をいだく
- 化粧品売り場や、食品売り場、動物園など、苦手なにおいの場所にはいられない、じっとしていられない
- 他に人が気づかないような、においにも気づく
- なんでもにおいをかいで確かめる
- 周囲のにおいに敏感すぎて、人の多いところや公共交通機関などに居ることができず、日常生活に支障をきたす
特定のにおいの物を嫌う嗅覚過敏は、特に幼児によく見られ、苦手なにおいには、体育館や体育用具室、接着剤や絵の具などの図工用品、給食のにおいなどもあり、生活の様々な場面で不具合が生じていることが窺える。
アメリカ精神医学会の診断基準『DSM-5』(『精神疾患の診断・統計マニュアル』)において、発達障害の自閉スペクトラム症の特性のひとつとして感覚過敏性などの感覚異常。