双極性障害とは

双極性障害では、ハイテンションで活動的な躁状態と、憂うつで無気力なうつ状態をくりかえします。躁状態になると、眠らなくても活発に活動する、次々にアイデアが浮かぶ、自分が偉大な人間だと感じられる、大きな買い物やギャンブルなどで散財するといったことがみられます。

一方、うつ状態では、一日中ゆううつな気分で、眠れなくなったり、または逆に眠りすぎたりします。大好きだった趣味やテレビ番組にも関心がなくなったり、食欲が低下し、おっくうで身体を動かすことができないといった症状もみられます。

残念ながら今のところ、診察で双極性障害によるうつ状態なのかうつ病によるうつ状態なのかを区別できる有効な方法はありません。実際、双極性障害の患者さんは正しい診断を受けるまでに、平均7.5年2) もかかっているといわれており、診断は容易ではありません。的確な診断のためには、過去に躁状態(例:忙しくて何日も徹夜をして仕事をした、急にいろいろなアイデアが浮かんできた等)になったことがなかったか、医師に正しく伝えましょう。家族や周りの方の意見も聞いてみると、本人も気がつかなかった躁状態に思い当たることもあります。受診の前によく話し合ってみましょう。また、ご家族や親戚に双極性障害の方がいる場合には、参考に医師に伝えるとよいでしょう。さまざまな情報があると、より的確な診断に結びつきやすくなります。

簡易診断

 

4.こんな経験ありませんか?

躁状態とうつ状態の症状

躁状態の症状

エネルギーにあふれ、気分が高まって元気になった気がする

あまり眠らなくても元気

急に偉くなったような気になる

なんでもできる気になる

おしゃべりになる

アイデアが次々に浮かんでくる

怒りっぽくなる

すぐに気が散る

じっとしていられない

浪費

性的逸脱

 

うつ状態の症状

気分が落ち込む

寝てばかりいる

やる気が起きない

楽しめない

疲れやすい

なにも手につかない

自分には生きる価値がないと自分を責めてしまう

決断力がなくなる

死にたくなる

食欲がなくなる