不安障害(不安症)とは
不安障害は、近年では不安症とよばれており、全般性不安障害、社会不安障害、社交不安障害、強迫性障害、心的外傷後ストレス障害、分離不安障害、パニック障害、恐怖症など、さまざまに分類されています。
ストレスによって心身の不調を訴える人は数多くいますが、中でもよく見られる病気のひとつに不安障害があります。本来自分自身の危険や危機に備えたり、回避をするために不安や恐怖というストレスを感じる機能が備わっていますが、その信号が過度になりすぎて、日常生活に影響が出てしまいます。不安障害は、身体や精神にさまざまな不快な変化が起きるものです。
不安障害を発症しやすい人の特徴は、感受性が高い、自己評価が低い、自分に自信がない、周囲を気にしすぎる、完璧主義、理想主義、このような特徴があり、男性より女性の方が発症しやすいといわれています。
症状
・些細のことから重大なことまで、どんなことにも心配や不安を感じる
・冷や汗をかいたり、赤面したりする
・人前で何か話して、または行動をして、恥をかいてしまうのではないかという強い恐怖感がある
・過ちをおかしてしまうことが怖い
・誰かに見られ、評価されることがとても怖い
・学校行事や人前で話すような社会的状況などを避けることが多い
・怖くて電話に出ることができない
・予定が近づくとドキドキしたり、ソワソワしたり、体調が悪くなる
・めまいや吐き気が続き、病院で検査をしても異常がない
・不安、緊張が強い
・些細なことが気になり、取り越し苦労が多い
・常に緊張してリラックスできない
・そわそわ、いらいらして、根気がなく、怒りっぽい
・疲れやすい
・もうろうとする
・自分の体ではないような感じがする
・頭痛
・頭重感/頭の圧迫感
・緊張感/しびれ感
・めまい
・全身に脈拍を感じる
・便秘または下痢、頻尿
など