スクールで卒業

能力性広場恐怖症とは

特定の場所だけではなく、日常的に使用している場所でも時間帯や周波数、一緒にいる人や雰囲気に過敏に反応をして、広場恐怖症の症状がでます。

たとえば、いつも家族みんなで集まる居間にいるとき、ある一定の時間になると、急に強い不安や恐怖を抱いたり、ある特定の場所に行くと(何の異常もない部屋の真ん中、何の異常もない椅子に座る、など)急に強い不安や恐怖を感じ、多大な苦痛を感じながら耐えたりします。この場合は、本人は何が異常か判断できません。なぜなら、身体やその他の異常は感じられないからです。

 

広場恐怖症のご説明

広場恐怖症とは、強い不安に襲われたときにすぐに逃げられない、または助けが得られそうにない状況や場所にいることに恐怖や不安を抱く状態です。多くの場合、そのような状況や場所を避けたり、多大な苦痛を感じながら耐えたりします。

広場恐怖症は不安症の一種です。広場恐怖症の人の約30~50%はパニック症も併発しています。12カ月の期間で調べると、広場恐怖症は女性の約2%、男性の約1%で認められます。広場恐怖症の人のほとんどは35歳までに発症します。

恐怖や不安を生み出す状況や場所の一般的な例としては、銀行やスーパーマーケットのレジの行列に並ぶこと、劇場や教室の長い席の中ほどに座ること、バスや飛行機などの公共交通機関を利用することなどがあります。このような状況でパニック発作に襲われた後に広場恐怖症を発症する人もいます。同じような状況に居心地の悪さを感じるだけで一度もパニック発作を起こさない人もいれば、後になってからそこでパニック発作を起こす人もいます。広場恐怖症は、しばしば日常生活に支障をきたし、極端な場合は自宅に引きこもる人もいます。