こんばんわ〜^^♪
私は気善健康法を0から試行錯誤をして見いだしましたが、
そのヒントとなる文献はたくさん読みました。
残念ながら「答え」にはかなり遠くて届かないんですが、ひらめきのようなヒントをもらえるんです。
身体に関しての文献はインターネットに載っているものは読んでいないものがないと思うくらい読みました。自身の生きづらさを貪欲に学び続けるって結構楽しいですよね。私はとても有意義な時間でした。そして改善していくとさらにさらにと改善したいという欲がでてきて面白さがさらに増しました。私は健康オタクでもなんでもありませんが、どこに行っても治らなかった自身の生きづらさが少しでも改善していくことを実感するとやる気と威力は増していきました。
例えば、
最近寒くなってきましたが、身体の温度を上昇させるには、寒さを感じないようにするには、なぜ人よりも寒さを感じるのだろうか、など、どうしたらいいのだろう?という疑問が浮かぶとします。
そういった時に様々な文献をネットサーフィンをして読んでいない文献がないくらい読み続ける時もありました。
(HSPやエンパスが少しの情報しかネットに載っていない時代は、HSP・エンパス記事をひたすら読みあさりましたね。)
人間の体温を1℃上昇させるのに必要なエネルギーは、熱力学や生理学の知識を基に計算できます。この問題は、「人の体全体を構成する水分や組織を1℃温めるのにどれだけの熱エネルギーが必要か?」という比熱容量に基づく計算によって求められます。
🔬 1. 基礎:比熱容量とは?
比熱容量(specific heat capacity)は、**物質1gの温度を1℃上昇させるのに必要なエネルギー(熱量)**で、単位は J/g·K(ジュール毎グラム毎ケルビン)です。
🔍 2. 人体のモデル
【前提条件】
| 項目 | 数値 | 備考 |
| 体重 | 70 kg(=70,000 g) | 成人男性の平均モデル |
| 人体の比熱容量 | 約 3.5 J/g·K | 水は4.18 J/g·K、人体は70%が水なのでそれより少し低い |
| 温度上昇 | 1℃(=1K) | ケルビンと摂氏は差分では等価 |
📐 3. 計算式
人体全体を1℃上昇させるのに必要な熱エネルギー(Q)は:
Q = m \cdot c \cdot \Delta T
ここで:
- m:質量(g)
- c:比熱容量(J/g·K)
- \Delta T:温度変化(K)
代入して計算すると:
Q = 70,000\, \text{g} \times 3.5\, \frac{\text{J}}{\text{g·K}} \times 1\, \text{K} = 245,000\, \text{J}
✅ 結論
体重70kgの人が体温を1℃上げるには、約 245,000ジュール(= 245 kJ)のエネルギーが必要です。
⚡ 補足:日常のエネルギーと比較
| 活動 / 物質 | エネルギー | 備考 |
| 1 kcal(キロカロリー) | 約 4,184 J | 食品表示で使う単位 |
| 245,000 J は? | 約 58.6 kcal | 軽い運動(ジョギング15分程度)で消費される量 |
つまり、体温を1℃上げるには、約60 kcal相当のエネルギーを体内で発生させる必要があります。
🧠 生理学的には?
実際には、体温上昇は以下のような状況で起こります:
- 運動:筋収縮により熱が発生
- 発熱:免疫反応による代謝亢進(サイトカインによる視床下部制御)
- 環境反応:寒冷環境での熱産生(シバリングなど)
ただし、体温は熱産生と熱放散のバランスで決定されるため、必要な熱量が体外に逃げないようにする仕組み(血管収縮・発汗抑制など)も重要です。
ここからは人体の熱収支(human thermoregulation)モデルについて、専門的かつ段階的に解説していきます。特に、Fiala model と Gagge model という2つの代表的モデルを中心に、体温がどのように変化し、1℃上昇するのにどのくらいの条件・エネルギーが必要かをシミュレーション的に理解していきます。
🧭 概要:人体の熱収支の基本構造
人体の体温は、以下の要因で決まります:
\text{熱収支} = \text{熱産生}(M) – \text{外部仕事}(W) ± \text{伝導}(C) ± \text{対流}(K) ± \text{放射}(R) – \text{蒸発}(E)
各要素の意味
| 項目 | 説明 |
| M:Metabolic heat(代謝熱) | 食事・運動・安静時代謝による熱産生 |
| W:Work(外部仕事) | 体内で使われず、外へ移動したエネルギー(通常無視できる) |
| C/K:Conduction/Convection(伝導・対流) | 周囲との直接接触または空気による熱のやりとり |
| R:Radiation(放射) | 赤外線を通じた周囲との熱交換 |
| E:Evaporation(蒸発) | 発汗・呼吸などによる気化熱損失 |
🧠 モデル1:Gagge 2-node Model(古典的モデル)
🔹 特徴
- 体を**コア(深部)とシェル(皮膚)**の2つに分ける単純なモデル。
- 主に熱環境における快適性評価(PMV/PPD)に使用。
- 生理的反応(血流・発汗・寒気反応)を簡略的に扱う。
🔹 熱収支式(例)
C_{core} \frac{dT_{core}}{dt} = M – W – Q_{blood} – Q_{sweat}
C_{skin} \frac{dT_{skin}}{dt} = Q_{blood} + Q_{env}
- Q_{blood}:血流を介した熱の移動
- Q_{env}:皮膚から外界への熱損失(放射・対流・蒸発)
🧠 モデル2:Fiala Model(多層分布モデル)
🔹 特徴
- 人体を複数の部位(手・脚・胴体など)に分割し、さらに各部位を複数層(皮膚・脂肪・筋肉・骨など)に分ける。
- より精密に時間変化・部位別の温度変化をシミュレート可能。
- 被服、活動、環境などの条件も考慮。
- 複雑な**PDE(偏微分方程式)**と数値計算を含むため、専用ソフト(e.g., MATLAB, ThermoSEM, JOS-3)で使われる。
🔹 数理構造(概要)
Fialaモデルでは、以下のような**熱拡散方程式(Fourier’s law)**が各層・部位に適用されます:
\rho c \frac{\partial T}{\partial t} = \nabla \cdot (k \nabla T) + Q_{met} – Q_{blood} – Q_{loss}
- \rho:密度
- c:比熱
- k:熱伝導率
- Q_{met}:代謝熱(部位ごとに異なる)
- Q_{blood}:血流による熱移動
- Q_{loss}:放射・対流・蒸発による損失
🔍 ケーススタディ:体温を1℃上げるための条件(Fialaモデル想定)
🔧 条件設定(例)
- 体重:70kg、体表面積:1.8m²
- 室温:22℃
- 着衣:軽装(0.6 clo)
- 活動:中等度運動(200 W 熱産生)
🔥 熱産生と体温上昇
中等度運動時には以下のような熱収支が想定されます:
| 項目 | 値 |
| 熱産生 M | 200 W(= 200 J/s) |
| 放熱(皮膚・呼吸など) | 約180 W(環境条件による) |
| 純粋な体熱蓄積 | 約20 W(= 20 J/s) |
→ 体温を1℃上昇させるには約 245,000 J 必要(前述)
\frac{245,000\, J}{20\, J/s} = 12,250\, \text{秒} \approx 3.4\, \text{時間}
つまり:
運動により20W分の熱が体内に蓄積され続けた場合、約3時間半で体温が1℃上昇する計算になります。
※ただし、現実には発汗・血流増加・呼吸などにより熱が放散されるため、体温は一定に保たれます。
📚 論文・ガイドライン
- Fiala et al., “A comprehensive model of human thermoregulation and thermal comfort,” 1999.
- ISO 7933:2018 – Ergonomics of the thermal environment — Analytical determination and interpretation of heat stress.
✅ まとめ:実際に体温を1℃上げるには?
| 方法 | 条件 | 備考 |
| 安静状態での熱蓄積 | 不可能 | 放熱が上回る |
| 激しい運動 | 長時間で可能(3〜4時間) | ただし発汗により体温は一定に保たれる |
| 高温・高湿度環境下 | 放熱抑制され、体温上昇 | 熱中症リスクあり |
🔎結果
こういったちょっとした文献が積み重なることで改善につながる情報を得ることもできました。しかし、こういった情報は【情報】として受け取ることが大切ですね。様々な条件で変わることを念頭に入れておかなくてはいけません。気を勉強するにしろ、身体を勉強するにしろ、病気や障害を勉強するにしろ、すべては繋がっているというのかベースの考え方になります。実験結果などもすべて照らし合わせて様々な知識から分析していくことをオススメします。人間の根本を勉強する、調べるということをくまなくおこなえば、知りたい答えが出てくるかもしれません。エンパスなどの潜在能力が高ければ、おのずと病は重く身体にのしかかっていきますが、その能力を駆使して活かせば結果というものは見えてきます。視覚過敏や聴覚過敏でお悩みであれば、目をうたがったり耳をうたがったりとそれだけを勉強しても改善にはほど遠いものになります。身体は繋がっていますから目と繋がっている深い場所はどこなのか、耳と繋がっている場所はどこなのか、を自身の病を自分で診ることも養っていかなくてはいけません。1人1人違う原因でその生きづらさはおこっています。必ず原因があります。
その自身のツラさのある繋がりを見ていくことが卒業に繋がっていきます。極端に言えば、そのツラさはその場所が原因ではありません。それだけは虚弱体質症状のすべての生きづらさに共通して言えることです。自身の能力を駆使できる方は自分のために解決方法をその能力で見つけましょう。必ずその生きづらさは原因があり卒業できます。
HSP/HSC専門サロン Momoco Academy 山崎ももこ




















