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DCD(発達性協調運動障害)とは
身体機能に問題がないにも関わらず、協調運動に困難さが見られる障害で、運動学習や運動制御において重要な脳の内部モデルに障害があるのではないかとする内部モデル障害説が有力視されています。運動主体感の生成に関与していることも分かっています。
従来から「不器用」という言葉で認識されていたこの障害が、公式の国際的な分類体系の中で、 独立した障害として認識されるようになったのは、ごく最近になってからです。
協調運動技能の獲得や遂行に著しい低下がみられる神経発達障害の一類型であり、その症状は、字が綺麗に書けない、靴紐が結べないといった微細運動困難から、歩行中に物や人にぶつかる、縄跳びができない、自転車に乗れないといった粗大運動困難、片脚立ちができない、平均台の上を歩けないといったバランス障害まで多岐に渡ります。DCDの頻度は学童期小児の5-6%と非常に多く、自閉症スペクトラム障害、注意欠陥多動性障害、学習障害などの他の発達障害とも頻繁に併存することが報告されています。またDCDと診断された児の50-70%が青年期・成人期にも協調運動困難が残存し、頻繁に精神心理的症状(抑うつ症状、不安障害)に発展することも明らかになっています。
特徴
- 絵に沿ってきれいに塗れない
- スプーンやコップが上手く使えない
- のりなどで手がべとべとになる
- はしやはさみを上手く使えない
- 指先をつかうことが苦手
- 着替えが遅い、または難しい
- 縄跳びが飛ぶことが苦手
- 階段の昇り降りがぎこちなく、なんとなくおかしい
- 身体を動かすのが苦手
など
引用:https://www.kio.ac.jp/nrc/press20201021