Indigo children(インディゴ・チルドレン)とは、特別で珍しい特徴を持ち、時には 超自然的な特性や能力を持つとされる子どもたち、または、大人を指します。
ニューエイジの概念であり、アメリカ合衆国の西海岸あたりで発祥した宗教思想である。
オーラの色が見え共感覚を持つナンシー・アン・タピー氏が、1986年刊行の著書『アンダースタンディング・ライフ・スルー・カラーズ』の中で言及したことが始まりです。生涯を通じて変わらないライフカラーがインディゴ(藍色)である子どもたちが増えていると気付いたのは、1960年代末~1970年代半ばのことだったそうです。初期は「インディゴ」「パイオニア(先駆者)」「ブルーレイ」「ファーストウェーブ」などさらに提唱者によってはもっと細かい分け方もあったようです。
波動の低い地球に、まずは「先駆者」がやって来て波動を少し上昇、次に波動が高めの「インディゴ」が来れるように土台作りをし、続いて、さらに波動が高めの「クリスタル」、さらに高い「レインボー」へ、地球の波動上昇をしていくという役割があるようです。
インディゴチルドレンは共通してテレパシーや霊能力、またサイコキネシスなどの超常現象的な能力も持ち合わせており、超常現象的な能力の他に、クリエイティブな発想を持つ子供もいるとされます。
1998年、ジャン・トーバーとリー・キャロルがインディゴチルドレンを記した『インディゴチルドレン』を出版。この著書によってインディゴチルドレンの概念は世界中に広まりました。2002年、インディゴチルドレンに関する最初の国際会議がハワイで開催され、600人の参加し、のちにフロリダ、オレゴンなどで会議が開催。
2009年の学会誌では、インディゴチルドレンは、若者の暴力増加と注意欠陥障害の診断という形での”アメリカの子どもたちの明らかな危機”にあることを端的に示しており、または注意欠陥多動性障害と世の中に提示されていると述べられている。
ADDとADHDに起因する子供たちの不適切な行動の代替説明のために、親が子供たちを「インディゴ」とラベル付けしていると記載され、厳格な権威を拒否するインディゴは、従来の学校機能では不十分である可能性がある。
心理学者によって繰り返された信念で、貧しい子育て、麻薬性の子育て、損傷、または精神疾患を暗示する診断の代替として、子供にインディゴのラベルが付けられている。また、一部のメンタルヘルスの専門家は、破壊的な子供にインディゴのラベルを付けると、適切な診断と治療が遅れ、子供を助けたり、行動を引き起こしている可能性のある育児スタイルを調べたりする可能性があることを懸念。単純な無礼と警戒心としてより乱暴に解釈される可能性があると述べています。
現在、日本でよく耳にするのは、インディゴチルドレンゆえに生きづらさ、スピリチュアルなミッションや能力にフォーカスが置かれているように感じますが、日本以外では、全く違う視点でとらえられているようです。