聴覚過敏とは、感覚過敏の一種になり、症状は下記の通りです。
- 小さな物音が気になる
- 音の遠近感(えんきんかん)をうまく把握(はあく)できない
- 人混みなどの騒がしい場所だとすぐに疲れる
- 突然の大きな音がとても苦痛、特定の音や声の苦手がある、耳に突き刺さるように感じて苦痛を覚える(例:ベル、掃除機、スピーカー、マイク、金属音、サイレン、カミナリ、花火、赤ちゃんの泣き声、怒鳴り(どなり)声、など)
- そうぞうしい場所ではまったく集中ができない
- すこしでも音や音楽があると集中できない
- 話の聞き取りが難しい(聞きたい音や声だけを選んで聞くことができない)
- 時計の秒針や換気扇などの生活音がとても気になる、または、気になって我慢が出来ない
- 普通に感じられる程度の音が、非常に大きく感じられる
- 目の前の人と会話しているときに、相手の話だけではなく周りの声や雑音が混ざったように聞こえる
- 耳の奥が痛くなったり、頭痛やめまい等を伴うこともある
- 小さな音や大きな音、全部を拾って(ひろって)しまって、疲れ、めまい、はきけ、気持ち悪さ、違和感、不愉快、イライラ、不安感等を引きおこす
- 喫茶店(きっさてん)や居酒屋、授業や会議などで相手の話だけでなく、食器の音や周りの声などまでが聞こえてきて、誰が何をしゃべっているのかわからなくなる。混乱をし、焦り(あせり)や冷や汗、自分の思考や立場、意見など、全てが分からなくなる
その他、イライラや頭痛などの身体症状、空間が苦痛に感じたり、怖さや不安を感じたりする状態異常、などがとともに発症する方が多いです。