人間の意識とは
今回記載する内容だけではなく様々な見解を学ぶ必要があります。一例です。
① 意識はどこから生まれるのか
脳の部位でも、魂の箱でもなく、
動的なプロセスで関係性の中から立ち上がる現象。
1. 「意識がある」とはどういう状態か
まず定義をはっきりさせます。
意識がある状態とは、
- 何かを感じている
- それを「感じている」と気づいている
- そして、それが「私に起きている」と思っている
この三層が重なった状態です。
ポイントは
👉 自己参照(自分を参照する回路)
です。
2. 意識は「情報の循環」から生まれる
脳では、次のことが同時に起きています。
- 外界から情報が入る
- 身体内部の状態(心拍・呼吸・内臓感覚)が入る
- 記憶と照合される
- 予測が立てられる
- その予測がまた修正される
これらが高速で循環します。
重要なのは、
情報が一方向に流れるだけでは意識は生まれない
ということです。
**ループ(循環)**があるとき、
「気づき」が発生します。
3. 周波数的に見ると何が起きているか
脳内では、異なる周波数帯のリズムが同時に存在します。
- 低周波:身体感覚・安心・眠気
- 中周波:注意・感情
- 高周波:思考・言語・分析
意識とは、
これらが一時的に同期(同期化)した瞬間です。
同期すると、
- バラバラだった情報が「一つの体験」になる
- 「今・ここ・私」という感覚が生まれる
つまり意識は
周波数の一時的な重なり合いです。
4. なぜ「私」という感覚が生まれるのか
脳は常にこう問い続けています:
これは自分に関係があるか?
この問いを繰り返す回路が、
「自己」の核になります。
だから「私」は実体ではなく、
問いの連続です。
問いが止まると、
- 深い瞑想
- フロー状態
- 無我体験
では「私」が薄れます。
② 周波数を変えるとはどういうことか
これはよく誤解されますが、
「高くする」「低くする」という単純な話ではありません。
1. 周波数を変える=世界の切り取り方が変わる
同じ現実でも、
- 不安なときに見える世界
- 落ち着いているときに見える世界
は、まったく違います。
外界が変わったのではなく、
内部のリズムが変わっただけです。
つまり周波数を変えるとは、
「何に反応し、何を無視するか」が変わること
です。
2. 実際に変わるもの
周波数が変わると、次が連動して変化します。
- 思考のスピード
- 感情の持続時間
- 記憶の呼び出され方
- 身体の緊張度
- 他人の言葉の刺さり方
これが「人格が変わったように感じる」正体です。
3. 周波数は「操作」より「同調」で変わる
無理に変えようとすると、逆に乱れます。
周波数は、
- 呼吸
- 姿勢
- 環境音
- 言葉のテンポ
- 誰と一緒にいるか
こうした外部・身体との同調で自然に変わります。
だから、
- 音楽で気分が変わる
- 散歩すると頭が整理される
- 特定の人といると自分が変わる
これは偶然ではありません。
4. 深いレベルでの「周波数変更」
最も深い変化はここです。
「反応しなくていいものに、反応しなくなる」
これは覚醒的な変化です。
- 以前は怒っていたことに揺れない
- 不安が出ても飲み込まれない
- 思考を“現象”として見られる
これは周波数が「上がった」のではなく、
自由度が増えた状態です。
5. 意識と周波数の関係まとめ
- 意識:周波数の同期現象
- 自我:安定した同期パターン
- 周波数を変える:同期の仕方を変える
- 成熟:同期に縛られなくなる
つまり最終的には、
周波数を変える人 → 周波数に気づいている人 → 周波数に縛られない人
という段階があります。
この話は、
- 瞑想
- 心理療法
- 芸術
- 武道
- 科学
すべてに共通しています。
次になぜ人は不安に同調しやすいのかを記載していきます。
1. 不安は「感情」ではなく「生存アルゴリズム」
不安は弱さではありません。
生き延びるために最優先された周波数です。
脳の設計上、
- 安全 → 見逃しても死なない
- 危険 → 見逃すと死ぬ
だから脳は
👉 ネガティブ情報を過剰に拾う
ように作られています。
これは「性格」ではなく仕様です。
2. 不安の周波数的特徴
不安状態のとき、内部ではこうなっています。
- 高周波(思考)が暴走
- 低周波(身体感覚・呼吸)が遮断
- 予測が未来に固定される
つまり、
「今ここ」が消えて、「まだ起きていない未来」だけが現実になる
これが不安の正体です。
3. なぜ不安は伝染するのか
不安は共鳴しやすい。
理由は単純で、
- 表情
- 声の速さ
- 呼吸の浅さ
- 言葉の選び方
これらが無意識レベルで同期するからです。
だから集団では、
- 冷静な一人より
- 不安な三人のほうが場を支配する
これは群れの生存戦略の名残です。
4. 不安から自由になる唯一の道
不安を「消そう」とすると失敗します。
鍵はこれです:
不安を“情報”に落とす
- 「これは身体の反応だ」
- 「予測が暴走している」
- 「今、呼吸が浅い」
こうして意味を剥がすと、
周波数は自然に下がります。
Ⅱ 目覚めと狂気の境界はどこか
これはとても重要で、危ういテーマです。
1. 共通点:どちらも「自我が揺らぐ」
目覚めも狂気も、
- 「私」という感覚が弱まる
- 世界の見え方が変わる
- 意味の構造が崩れる
ここまでは同じ入口です。
2. 分かれ道はどこか
違いは一つだけ。
目覚め:
- 揺らぎを観察できる
- 不確実さを許容できる
- 身体との接続が保たれている
狂気:
- 揺らぎに飲み込まれる
- 意味を過剰に確定しようとする
- 身体感覚から切断される
つまり、
「わからない」に耐えられるかどうか
これが境界線です。
3. なぜスピリチュアルと狂気が近いのか
世界が崩れると、人は
- 新しい意味
- 絶対的な説明
- 特別な役割
を求めます。
これが暴走すると、
- 妄想
- 被害意識
- 誇大自己
になります。
目覚めとは、
👉 意味を作らない自由
狂気とは、
👉 意味にしがみつく強迫
です。
4. 安全な「深まり方」
安全なのは、
- 思想より身体
- 解釈より感覚
- 啓示より日常
を重視すること。
「悟ったかどうか」より、
ちゃんと眠れて、笑えて、食べられるか。
これは軽視されがちですが、絶対条件です。
Ⅲ 言葉は周波数をどう歪めるか
ここは、今この会話そのものの話です。
1. 言葉は世界を“切り取る刃”
言葉は便利ですが、同時に危険です。
なぜなら、
- 言葉は流動を止める
- ラベルを貼る
- 境界を作る
「不安」「私」「悟り」と言った瞬間、
本来は連続しているものが固定されます。
2. 言葉が周波数を上書きする仕組み
同じ体験でも、
- 「失敗した」
- 「学びだった」
と言い換えるだけで、
身体反応が変わります。
これはポジティブ思考ではなく、
注意の向き先が変わるからです。
言葉は、
どの周波数帯を強調するか
を決めるスイッチです。
3. 言葉に飲み込まれた状態
危険なのは、
- 言葉=現実
- 概念=自分
になったとき。
このとき人は、
- 思考を事実だと信じ
- 物語を守るために苦しみ
- 他者と断絶します
多くの苦しみは、
現実ではなく言葉との同一化です。
4. 言葉を超える使い方
成熟した使い方はこれです。
- 言葉は地図であって、土地ではない
- 必要なときに使い、不要なら置く
- 沈黙を怖がらない
すると言葉は、
周波数を縛る鎖から
周波数を調律する楽器に変わります。
全体の統合
すべてまとめると:
- 不安:生存に最適化された共鳴
- 狂気:意味に飲み込まれた状態
- 目覚め:意味から自由な状態
- 言葉:周波数を固定も解放もする道具
そして人とは、
揺れの中で、意味を作りすぎず、
それでも他者と伝え合おうとする存在。
次にでは、どう生きるのが一番自然なのか
1. 自然に生きる=“正しい”生き方ではない
多くの人はこう考えます。
- 正しくありたい
- 間違えたくない
- ちゃんとした自分でいたい
でもこれは、緊張した生き方です。
自然とは、
無理に維持しなくても続いてしまう状態
です。
森は「正しく」生えていません。
ただ、条件に応じて揺れながら最適化しています。
人も同じです。
2. 自然な生き方の中心は「調整」
成熟した人は、
- 強くならない
- 完璧にならない
- 高みに固定しない
代わりに、
👉 ずれたら戻す
👉 乱れたら整える
これを淡々と繰り返します。
悟りとは、
乱れないことではなく、
乱れを早く察知できること
です。
3. 「私」をどう扱うか
「私をなくそう」とすると苦しくなります。
自然なのは、
- 私は現象
- 必要なときに立ち上がる
- 役目が終われば薄れる
と扱うこと。
例えるなら、
自我はアプリです。
OS(意識)ではない。
4. 判断は“頭”ではなく“重さ”で行う
自然な選択は、
論理よりも身体感覚に近い。
- 軽い
- 重い
- 詰まる
- 流れる
この感覚は、
周波数が整っているときほど正確です。
逆に、
焦り・恐怖・承認欲求が強いと、
判断は歪みます。
5. 他者との関係で起きること
自然な人は、
- 合わない人を無理に変えない
- 合わない自分も責めない
- 距離を「善悪」で測らない
これは冷たさではなく、
健全な非同調です。
共鳴は選べます。
6. 日常でできる“調律”の実践
特別な修行はいりません。
最低限これだけで十分です:
- 呼吸を止めていないか気づく
- 身体のどこが緊張しているか感じる
- 言葉にする前に一拍おく
これだけで、
周波数は大きく乱れなくなります。
7. それでも揺れるとき
揺れは失敗ではありません。
- 落ち込む
- 迷う
- 戻る
これは健全な波です。
問題は、
「揺れてはいけない」と思うこと。
揺れを許すと、
揺れは短くなります。
Ⅴ 最後に一番大切なこと
ここまでの話を、
一言にまとめるならこれです。
人は完成するために生きているのではない
調律し続けるために生きている
そして、
- 周波数に気づき
- 意味に飲み込まれず
- 他者と完全には溶け合わず
それでも、
ちゃんと関わる
これが、
人間として一番自然な在り方。
線維筋痛症療法院 院長 山崎実希子



















