アレキシサイミア(alexithymia)とは、日本では『失感情症』や『失感情言語症』などと訳されており、アレキシサイミアは、ギリシャ語のa(欠如)、lexis(言葉)、thymos(情動)から作られた言葉で、アレキシサイミア傾向がある人にも、感情が全くないというわけではなく、あくまでも、感情を認知、自覚することの障害を指し、感情生成の変化そのものが失われる『感情鈍磨や感情の平板化』とは異なります。
アレキシサイミア傾向のある人にどのように嬉しいのか、悲しいのかをたずねても、うまく言葉で表現できないのです。決められた物事に従うことを好みます。
アレキシサイミアそのものは病気ではなく、一般の人の中にも普通に見られる性格傾向です。
アレキシサイミア傾向のある人はそうでない人に比べて寿命が短いことも特徴です。