体の力が抜けない症状とは、身体はすべての部位に筋肉や神経が存在し、動かすために力を入れるという状態が出来るようになっています。一般的には力を入れたいときに力を入れ、力を抜きたいときには力を抜くということがスムーズにできます。しかし、疲労や自律神経の乱れなど何かの原因で知らず知らずのうちに力が入ってしまい、力を入れていたくないのに力が入ってしまうということが無意識に起こります。
力が入っている状態が続くと、こりや痛みなどの身体症状をはじめとして、こころの症状や状態の症状などあちこちに辛さが出てきて日常生活に困難さが出てきます。
身体の力を抜くということは簡単に思えますが、つねに力が入ってしまう人には抜くことがとても困難になります。
身体に力が入ることは、はじめは自覚症状が無い場合が多く、何年も身体の力が抜けずにこりや痛みがでてきてから自覚する人が多いです。
自覚するところまで来てしまうとすでに重症化しており、マッサージや整体に行っても、筋肉がカチカチになっているのでなかなかほぐすことができなかったり、すぐにまた力が入ってしまったりと、負の連鎖になってしまいます。
自律神経の乱れが大きく関係している場合もありますが、精神的な疲れを除いても、身体の部分的、または、全身に力が入ってしまうことをここでは指します。
身体の部分的になると顔全体・ 頭全体・ 目・ 口・あご・ 歯・神経・首・肩・胸・ 呼吸器・ お腹・ 腸・ 手・腕・ 背中・下半身になると足・脚・腰・ 子宮などが挙げられます。