悪夢障害とは、「眠りにつくとき」や「眠っているとき」に嫌な事を考えてしまう、または、嫌な行動や現象(げんしょう)、トラウマのようなフラッシュバックなど、眠っている時も起きている時も不快になってしまうような映像(えいぞう)が、考えていないのに無意識的に出てきてしまうことを指します。
同じ悪夢を何回も見たり、嫌な映像がつきまとう、言葉がつきまとい頭から離れないなど、何年も何十年も同じ映像がついて回り、起きていても寝ていても疲れがとれない状態が続いてしまいます。
悪夢障害は、子供の頃から始まることが多く、6~10歳頃が悪夢を見やすいピークの年代になり、何十年も悪夢体験が持続することもあります。
繰り返す悪夢のために、寝ても疲労の回復感がない、眠気がつねにある、うつ気分、など日常生活に支障が出ることも少なくありません。