虚弱体質者の失語症とは、脳の外傷での失語症と同じ「言葉の障害」が出ることを指します。
失語症とは、話したり、聞いたり、書いたり、読んだりと、人は言葉を使うことで、他人との意思疎通を図っていますが、言葉をうまく使えずにコミュニケーションが取れなくなったことを「失語症」といいます。
話すことだけでなく、聞くこと、書くこと、読むことも不自由になります。
心理的なショックや精神的なストレスで起こるものではありません。
適した言葉を選ぶことや体の器官を動かす指令を運動中枢(うんどうちゅうすう)に伝えること、そして、舌や声帯(せいたい)など発話(はつわ)に関わる器官(きかん)を動かす指令を出すことが出来なくなり、言葉を上手く使えないという状態になります。
大まかなイメージとしては「海外旅行にでかけているとき」のように、「違う言語のため相手の言葉が理解できない」「言葉で伝えることができない」といった状態です。